高田延彦選手
現役時代はひたすらストイック、引退後も知的で筋の通ったイメージを保っていますが、その一方で有田のモノマネに代表されるようなPRIDE、ハッスル(別人?)での吹っ切れ具合からネタにされている部分も否定できないです。しかしながら20年以上にわたるリング上での活躍は多くの熱狂をもたらしました。
さて高田選手の現役時代の入場テーマといば今でこそ名曲「Training Montage」ですがそれまでは紆余曲折ありインギー、ハウンドドック、果てはクラシックまでコロコロと変わっています。その数は10曲近く。
個人的にはUWF勢として新日本に参戦していた頃の曲が印象的です。
(1986年~88年)
短期間ながらも越中詩朗を筆頭に相手選手をサンドバックの如く蹴りまくる妥協ないファイトで強烈な存在感を示しました。
新日参戦時の高田選手 |
YoutubeにあがっているTV録画の試合動画は前田選手など先輩レスラーとのタッグマッチが多くて(大抵先輩選手のテーマが流れる)高田選手個人の入場曲が流れるシーンはほとんど見かけなかったのですが、最近高田選手個人の入場シーンが流れている試合動画を見つけて!!!嬉しくなった勢いでブログ記事書いてます。
当時使用していた入場曲は下記の2曲です。
・初期
聖飢魔Ⅱ ・・・ 「魔王凱旋」
当時デビューほやほやの聖飢魔Ⅱの1stアルバム「悪魔が来たりてヘヴィメタる」からの一曲。
80年代に入ってからプロレス界においてハードロックの延長としてラウドネスやアースシェイカーなどジャパニーズメタル系の楽曲がポツポツ使用されてきましたが例に漏れず?聖飢魔Ⅱの楽曲も使用されました。
フュージョン、歌謡チック、クラシック、プログレ系の様々な楽曲等が渦巻くプロレステーマ界ですが、1986年当時メタル系の曲を使用した日本人レスラーは高田選手くらいだったようです。
しかしこの「魔王凱旋」、文字通りラスボスが入場してくるようなヘヴィーな楽曲、そしてツインギターが織りなす様式美メロディが印象的で2分弱という短い曲ながらも強烈なインパクトを残しています。
顔面容赦なし(蹴られてるのは橋本真也!) |
実際の入場では曲の最初の部分(0:00~0:12)がカットされて使用されていました。
・後期
Vince DiCola ・・・ 「WAR」
映画「ロッキー4 炎の友情」サウンドトラックに収録されている名曲。
劇中ではロッキーとドラコとの10ラウンド以上に及ぶクライマックスバトルにおいて流れていました。まさしくファイティングミュージック。
新日本では新UWF旗揚げの為に再度離脱するまで使用されていました。
実際の入場では編集されており前奏部分を細かく切り貼りしております。(オリジナルアルバムに準じた場合)
0:00~0:02
+
0:27~0:47
+
1:14~1:17
+
1:23~
といった具合になっております。終りの部分は映像では確認出来なかったので詳細な編集点は不明ですが、同一メロディが所々繰り返し使われてるので一定の位置でループしてる可能性もあるか
もしれません。
当時の試合映像(1988年・高田vs越中)
余談ですが同アルバム10曲目には後に高田選手の代名詞となる「Training Montage」が収録されています。