2013年12月23日月曜日

オジー・オズボーンとテーマ曲 ヘルレイザーズ編


前回の続きから今回もオジー・オズボーン関連のテーマ曲です。
今回はロード・ウォリアーズに並ぶオジーの楽曲を入場テーマ曲としたレスラー(チーム)、
ヘルレイザーズの紹介です。
ヘル・レイザーズとは1990年代前半に新日本プロレスのタッグ戦線において大活躍したホーク・ウォリアー&パワー・ウォリアー(佐々木健介)のチームの名称です。


ロード・ウォリアーズ、L.O.Dとして世界中大暴れしていたアニマル・ウォリアー&ホークウォリアー。
しかしにアニマルの脊椎の怪我によるアクシデントによってふたりのタッグは活動を停止せざるを得ない状況になりました。しかし1992年、海外遠征していた佐々木健介とホークとの電撃的な出会いによって「ヘルレイザーズ」が結成されました。


結成後の初来日戦(1992,11/23両国)では長州力・馳浩の専大最強OBタッグを瞬殺、その後IWGPタッグベルトもあっさり奪取と、瞬く間に新日マット上において敵なしの活躍(40連勝!)ぶりを見せました。


・〇〇・ウォリアー
・試合は秒殺
・顔面ペイント&ツノプロテクター
・必殺技はダブルインパクト
・とりあえず力で押し切る
etc....

といったようにヘルレイザーズはロード・ウォリアーズとほぼ同じスタイルで活動していました。
入場テーマ曲も例に漏れず、ロード~同様オジー・オズボーン楽曲を使用していました。

初来日戦での入場テーマ曲はブラック・サバスの名曲「Paranoid」。
実際の入場シーンでは無編集で使用されていました。

Black Sabbath - 「Paranoid」


初来日戦!(0:53~入場シーン)

「Iron Man」を使用しなかったのはロードウォリアーズとの差別化を図ったためだと考えられます。
「Iron Man」のスローでへヴィーな印象とはうって変わって「Paranoid」は全編アップテンポなので、後々の躍進を物語るような勢いを感じさせます。



程なくして正式にタッグチーム名が「ヘルレイザーズ」と決定したことを機に入場テーマを変更することになります。変更した入場テーマ曲はオジー・オズボーンの「Hellraiser」、チーム名にあやかった選曲です。これ以降「Hellraiser」はヘルレイザーズの入場テーマ曲として定着することになります。
実際の入場においては無編集で使用されておりました。



Ozzy Osbourne- 「Hellraiser」



実際の入場シーン(0:33~)

まんまのタイトル、イントロから漂う不気味な雰囲気、大会場向けな重低音サウンド、ザック・ワイルドのいちいちカッコいいギター、初めて聴いても口ずさめるような分かり易いサビ・・・などヘルレイザーズの入場にドンピシャな曲だと個人的に思ってます。何よりかっこいい!



その後2003年にホークが46歳の若さで急逝。ヘルレイザーズの再結成は叶わなくなりましたが、2007年12月に健介オフィスの有明大会でアニマル・ウォリアーと佐々木健介のドリームタッグが実現しました。その際タッグチームは「ヘル・ウォリアーズ」、入場テーマ曲もロード・ウォリアーズの「Iron Man」と「Hellraiser」の2曲合体(交互に音源を流す)といった感激モノの仕様でありました。



このように日本では頑なにオジーの楽曲を使い続けるこだわりよう・・・。
やはりオジーの楽曲はウォリアーズには欠かせない要素の一つなのかもしれません。


ちなみに「Paranoid」と「Iron Man」は2曲ともBlack Sabbathのアルバム「Paranoid」に収録、「Hellraiser」はOzzy OsbourneのアルバムNo More Teares」に収録されています。

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